この一年で変わった社員研修
目次
オンライン研修好きですか?
皆さんご存知の通り、コロナによって社員研修は大きく変わりました。
全体的に研修の実施数は大きく減りました(今は大分持ち直していると思いますが)。
特に対面の研修が激減。去年の今頃は、かなり不安な毎日でした。
その逆に激増したのがオンラインでの研修。
最初はオンラインで研修なんか、、、といった声もありましたが、
状況が状況なので新入社員研修をはじめてとして、多くの会社がオンライン研修に取り組み始めました。
遠方からでも参加が可能、チャットを使えば多くの受講者の声を拾える、もちろん感染症を気にしなくていい、
などなど良い面がたくさんありますが、研修講師としては・・・
やっぱりやりづらい(笑)。
もちろん対面研修が全てではないのは十分わかりますし、
オンラインの方がいい!という受講者や人事の方もたくさんいらっしゃるのも知っています。
何しろ僕自身がオンラインセミナーを積極的に受けてます(笑)
やっぱり時と場所を選ばないのはとってもいいですね。
イチ研修講師として、ということで。
まず対面研修に関しては、実施したとしてもマスクが必須。
マスク着用は、息が切れる!声が通りにくい!
これは体力をつけなければいけませんので、鋭意努力します(笑)
そして受講者の表情が分からない。最初は「分かってるのかな、どうなのかな」とかなり不安な登壇をしていました。
ついでに受講者の声も聞きにくいので、質問も気を使う・・・。
たぶん僕自身の表情も見えないので、伝達力というのは多少下がってるんじゃないかな。
グループワークもNGな場合が多いので、時間配分や研修の構成もかなり変わりました。
今はかなり慣れてきまして、反応が分からないなら、分かるような研修すればいいじゃないか、とある意味開き直りながらやってます。
そして、オンライン研修。
これも対面と比べるとやっぱりやりづらい。
微妙なタイムラグはあるし、反応は薄いし、グループワークはよく見えないし。
終わるとなんだか疲労度も対面研修の倍くらいあるし。
初めてオンライン研修が終わった感想は、「つかれた~」でした。
そして何とかなったな、という安堵の気持ち。
こちらも一年たってかなり工夫ができるようになって、一年前よりは各段に慣れてきました。
でも、まだまだ改善の余地はたくさんあって、研修が終わるたびに反省です。
そして、オンラインでもまだ克服しきれていないのが、相手の顔が見えないセミナーですね。
特に画面オフのパターン。
Zoomとかだと、相手のウィンドウが真っ暗になってるやつです。
まだ、ウェビナーのような最初から受講者の画像がないということが分かっていればいいのですが、
画面オフの黒い画面はどうしてもテンションが下がる(笑)
これは私だけかな、と思って先輩講師に聞くと、「そりゃやりにくいよね」と。
ほっとしました。
やっぱり研修講師って、(講師に限らずかもしれませんが)相手の反応でテンションもあがってくるというか、
相互作用的な部分って大きいとあらためて感じました。
ただ、言ってみれば画面オフと最初から相手の画像がないのは同じことなのですが、なぜ画面オフはこうもやりにくいのか。
それは、黒い画面が「拒否されている」と感じるから。
いや、そんなことはない、とは分かってるんですがね・・・。
もうちょっと修行が必要です。
黒い画面に熱を込めて一時間話すのは、なかなか疲れるもの。
講師スキルだけでなく、講師メンタルも鍛えていかなくちゃな、と思う今日この頃です。