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新入社員に必要な3つのC-②

目次

二つ目のC-Communication

前回に引き続き、新入社員に伝えたい3つのCの二番目です。

会社に入るタイミングは学生から社会人に変わる大きな節目ということを書きました。

節目に変化はつきもの。たくさんの変化が訪れます。

自分自身を取り囲む環境、とりわけ人間関係は大きな変化を迎えますよね。
大学、高校、中学と過去を遡っても
それまでの友人が離れ、新しい友人ができる、ほとんどの方がそんな経験をしたことと思います。


そしてその人間関係がうまくいかないと

「前の方が良かったなあ」

となりがちです。

もちろん、過去を懐かしむことは悪い事ではないですし
友人関係は節目を迎えたからと言って途切れるわけではありません。


ただ、新しい環境、とりわけ人間関係の輪には
早く溶け込むに越したことはありませんよね。


特に学生から会社に入ると、これまでと違って大きく年の離れた人とも
お付き合いしなければなりません。


そして人間関係が仕事の吸収率や
パフォーマンスに大きな影響を与えるといっても過言ではありません。


そう、新入社員にお伝えしたい二つ目のCはCommunicationです。






コミュニケーションは大切と言うけれど・・・

よく同期や上司、先輩とコミュニケーションを取った方がいいよ、
というのですが、このコミュニケーションという言葉。
非常に便利でもちろん大切なのですが、結構曖昧な言葉ですよね。


経団連の新卒選考時に重視する能力では
ずっとコミュニケーション能力が一位です。


でもあまりに便利でよく使われるので
本当はもっと重要な問題があっても、「コミュニケーションがとれていないからだ」

となったり、

ちょっと口下手な人がいると「あいつはコミュニケーションとれない」
と批評されてしまったり・・・。
ということも少なくないと思います。


そもそもコミュニケーションの定義は人により様々で、
いざ聞かれるとなかなか難しい。


学生時代のコミュニケーションと、会社に入ってからのコミュニケーションの
違いってなんでしょうか。

学生と社会人のコミュニケーションの違いとは

まず学生時代に必要とされるコミュニケーション力とは何でしょうか。


明るいこと 

誰とでも打ち解けることができる

面白い

空気を読める


このあたりでしょうか。



もちろん社会人になってもこの要素はとても大切ですし、日常生活での
コミュニケーションは、これらを指すことが多いと思います。


ただこれだけでは不十分ですよね。


社会人に必要なコミュニケーションは、
仕事である以上、
しっかりと相手の話を理解し、伝え、相手を動かす必要があります。


論理的な思考力であったり、相手の立場や状況を考えたり、目的を意識した会話が
ビジネスでは重要になってきます。


明るく打ち解けて話す「だけ」では足りません。
最初は感じが良いかもしれませんが、次第に
「話が通じないな」
と感じてしまうでしょう。


コミュニケーションとは相手と自分と感情と情報の相互作用であり、
ビジネスにおけるコミュニケーションは、相手の行動に何らかの影響を与えるものです。


ということで、学生時代にコミュニケーションに自信がない人も、
ビジネスコミュニケーション力を磨いていきましょう!と伝えるのですが
この話をすると・・・少なからず新入社員が「安心した」という反応をします。


何故かと聞くと、
自分は流暢に話したり、主張したりできない、社会人としてのコミュニケーション、
つまりビジネスコミュニケーションの方が向いている、ということを言います。


いや、そんな簡単なものじゃないよ、と言いたくなるのですが(笑)


案外この二つのコミュニケーションが
混同されて使われている気がするので、是非上司や先輩も意識して見ると
少し後輩指導が整理されて楽になるかも・・・しれませんよ。

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