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新入社員に必要な3つのC-③

目次

三つ目のC-Challenge

三つ目のC-それはChallenge(チャレンジ)です。


「チャレンジが大切」とはよく聞きますよね。

特に若手のうちは失敗してもいいからチャレンジしなさい。
こう言われた方も多いはずです。

チャレンジ=挑戦する、というと何か大変な事のような気がしますが
ここでは、現状より少し努力すること、くらいのニュアンスです。

さて、あらためてですが、チャレンジすることが
なぜ大切なのでしょうか。

社員一人ひとりがチャレンジしていくことで
会社の成長や業績にも繋がっていくと思いますが、
本人の成長や、やりがいにも繋がっていくからです。


仕事をしていくうえで、
コンフォートゾーン、ストレッチゾーン、パニックゾーンの三層の概念があります。

コンフォート(快適)ゾーンとは
自分が分かる領域や、自分ができる領域です。

そこから抜け出して
ストレッチゾーンに身を置くことで成長できる、というものです。

ちなみにストレッチゾーンを超すとパニックゾーンとなり、
ストレス過多になってしまうと言われています。

やはり、人間はどうしてもコンフォートゾーンに留まりたくなります。

ここで少し頑張ってストレッチゾーンへ身を置くこと、
意識してコンフォートゾーンを抜け出すことが成長に繋がります。

このストレッチゾーン、2割~から3割程度の背伸びと言われますが、
この「ちょっと背伸びして頑張って壁を乗り越える」
という感覚が必要です。

こういった感覚がもてないと、自分の成長感がなかなかつかめません。

若手のうちにこの感覚を掴んでほしい。
そうしないとやりがいや成長を
感じることができなくなるばかりか、
言われたことしかできない・・・という
受け身人間になりかねません。

もちろんむやみに突っ走ってしまうのも困りものですが
必要なホウレンソウをしてもらいながらチャレンジしてもらう方が
間違いなく成長が早まります。

チャレンジは行動を伴うもの

さて、この「チャレンジ」
やはり行動を伴ったものであることが必要です。


誤解を恐れずに言えば、多くの仕事、特に若手の場合は
「やったもん勝ち」なところがあるのではないかな
と思っています。


もちろん事前に目的を考えたり、プロセスを検討したり、PDCAをまわすことは
必要性ですが、行動しない、チャレンジしないと何も始まらないのではないかな、
ということです。

そういう意味では、PDCAというより、pDCAでしょうか。
方向性を確認(あまり時間をかけすぎない。ちいさなP)したらやってみる、
ということです。


上司や先輩のできるサポートとしては、
この背伸びが自分の成長に繋がっているんだ、
という納得感をもたせてあげてほしいと思います。

本人がこなせる仕事に、ちょっと背伸びが必要な仕事を加えていく、
この動機づけと支援をすることが先輩や上司の皆さんの一つの仕事ではないかな、と思います。

もちろん
自分で仕事を見つけて成長していってほしい、
という気持ちは分かりますが、なかなか最初のうちはできません。


まずは背伸びできる仕事を与える。

そして作業内容だけでなく、仕事の目的をしっかりと伝えてあげる。
目的をしっかりと伝えることで、
頑張り甲斐が出ますし、自分なりの工夫をする余地も生まれます。

本人の納得がないままに
作業をやらせ続けると、どうしても仕事がつまらないもの
になってしまいがちです。

実は管理職でも・・・

目的が分からないままに仕事が続くと、
どうしても仕事が「こなすもの」となってしまいますし
受け身になりがちですよね。

管理職の方でも、
このような状況に陥ってしまっている方が
少なからずいらっしゃいます。

本人は仕事ができると思っている。
ただ、その上席からすると評価が今一つ。

それは作業と仕事の違いです。
仕事をこなすものとして、長年作業をしてしまうことが身に付いてしまうと、
修正していくことは困難になります。

そして怖いのは、たくさん作業をこなすことで自分はストレッチゾーンに
身を置いている、と本人が勘違いしてしまうことです。


忙しく作業をこなすことも大切ですが、
それはストレッチゾーンではなく、自分ができる仕事なので
コンフォートゾーンに留まっているのだと思います。

このような状態を避けるためにも
チャレンジの大切さを新入社員のときから伝え、
チャレンジを認める土壌や、チャレンジした後の振り返りを
行うこともセットで支援していく。

上司の皆さんとしては大変だな・・・と感じるかもしれませんが
「チャレンジしろ」という掛け声だけでは、
なかなかチャレンジしてくれません。


まとめると
Change、Communication、Challenge、
この3つを新入社員にはぜひ伝えてあげてください。

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