ブログ

Blog

五月病をどう防ぐか

目次

五月病対策について

新入社員にとっては緊張の4月も終え、
いよいよゴールデンウイークがやってきます。

4月に新入社員研修を終え、ゴールデンウイークが明けると配属されて
仕事スタート!という人も多いでしょう。

既に配属されている方も、慣れない職場で奮闘し
ほっと一息つくことができる期間ではないでしょうか。


ただこの時期に起こりやすいのが「五月病」。
実際に経験した人も、経験したことがない人も
五月病という名称は聞いたことがあると思います。


五月病は正式な病名ではなく、
「体調がすぐれない」「やる気が出ない」「会社や職場に行きたくない」「食欲がない」「よく眠れない」
といった現象が現れ、主に五月に見られるので俗に五月病と呼ばれます。

もちろん会社員だけではなくて、学生でもあり得ます。
大きな環境変化によって引き起こされることが多い現象で、
放っておくと、うつ病などにも繋がりかねないので決して軽視できない症状です。


チューリッヒ保険が2018年に行った
『ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査』によると、
五月病を経験したことがある方が約2割という結果が出ています。

今はコロナ禍によって、さらにストレスフルな生活となっている可能性もあります。
健康経営が注目される今、会社として五月病への対応も考えていかなくてはなりません。


まず初めに考えられるのは、セルフケアのインプットです。
世の中にはマインドフルネスやレジリエンス、呼吸法など、
たくさんのセルフケアの手法があります。

ストレス発散方法をもっている人もいますが、
ため込んでしまい、悶々としてしまう人もいると思います。
社員に対し、これらケアの方法をインプットすることで、
自分自身で手軽にケアができるようにする、ということが考えられます。


次に考えらえるのは、対話を通じたケア。
ため込まないためには対話によって、心のモヤモヤを晴らしてあげることが効果的です。

環境が変わってどうなのか、何か困ったことや解消できていないこと、不安なこと等
少し吐き出させる時間をとってみましょう。

もちろん吐き出して解決できれば
それに越したことはないですが、大切なのは「外に出す事」。

そもそも簡単に解決できることなら悩みはしません。
先輩や上司がケアをしても良いですし、新入社員同士でもいいでしょう。

少し立ち止まって、一ケ月を振り返り、思ったことや感じたことを
言葉や文字にして外に出すこと。
解決できなくても「言葉にしてすっきりした」「他の人も同じだと分かった」ということを
実感することで効果はあると思います。


そして最後に相談窓口です。
上司や人事だけでなく、窓口を外部に委託することで社員からの
相談をキャッチアップしやすくするなど、各社いろいろな取り組みをされています。

ただ、残念ながらあまり社員に浸透していないケースも見られますし
窓口を活用することで評価に影響するのでは、と感じる社員もいると思います。

窓口の存在や評価には関係しないこと等を伝え、安心して活用できるようにしましょう。


五月病は新入社員だけではなく、一般の社員にも可能性はあります。
自社の取り組みを点検し、健康経営に向けて実施していきましょう。










SHARE
シェアする

ブログ一覧

ページの先頭へ