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人材育成にどうやって取り組みますか?②

目次

育成担当者に必要なこと

今度は、主に人材育成の担当者についての内容です。

管理職かもしれませんし、二年目の先輩社員かもしれませんが、
日々育成を担当する方です。(OJT担当者とします。)

そのOJT担当者にとても重要で、忘れてしまいがちなこととして
「相手の立場になる」ということがあげられます。

当たり前と言えば当たり前なのですが・・・。
これがなかなか難しく、OJT担当者へのコーチングや研修を行う中でも、
受講者の大きな気づきに繋がる点です。


OJT担当者から
「部下のモチベーションが低い。どうしたら良いか。」
といった声をよく聞きます。

自分の仕事で忙しいのに、部下育成にも時間がとられ、
かつやる気が感じられないと、意気消沈してしまいますよね。

ただ、ここで立ち止まって考えて欲しいのが
自分が後輩、部下の立場だったらどうだろう、ということです。

今の育成の仕方でモチベーションや理解が進むでしょうか。

もちろん部下側の問題もあるかもしれませんが、
そう言われれば・・・という人もいるのではないでしょうか。

相手の立場になって想像力を働かせる

育成の場に限らず、相手の立場になるということは簡単ではありません。
当然人には感情がありますし、相性もあるでしょう。

どうやれば相手の立場になれるか?を考えるとき、
ヒントとなるのは自分が育成される側だったときのことです。
OJT担当者になる前は、育成される側であったはずです。

そのとき、先輩や上司への不満はなかったでしょうか。
例えば、そんな言い方しなくても。。。と当時は思っていたのに
自分も気づけば同じような言い方をしてしまっているとか。


多くの人は、自分がされたことを、無意識のうちに同じように行ってしまいます。


また、部下指導をする立場の人や管理職の方々は
自ら育ってきたタイプの人が多く、育てられたという記憶がない人も多いと思います。


そのような育ってきたタイプの人たちは、
自ら工夫したり困難に打ち勝ったりすることで育ってきました。


すると、どうしても部下に自分と同じような自分と同じような自主性を求めてしまいます。

それ自体は決して悪いことではありませんが、
残念ながら自主性が高い人ばかりではありません。

仕事は自主的にやるものだ!という声もあると思います。
しかし自主性を求めるのではなく、育てていくものだと思います。

部下の立場になって想像したとき、
今の育成であっているのか、思い返してみることも必要ではないでしょうか。

次回からは、どうやって部下を育成し、自主性を育んでいくのか、
具体的な手法について考えていきたいと思います。

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