今年の学び
目次
- ○ ボイストレーニングはじめてみました
- ○ 呼吸の重要性
- ○ 迷ったらやれ
ボイストレーニングはじめてみました
私は毎年、自分への投資として「年に一つ、新しいことを学ぶ」というマイルールを作っています。
これまでは資格取得に挑戦することが多かったのですが、今年は少し角度を変え、「ボイストレーニング」を始めました。
仕事柄、人前で話す機会は数多くあります。
しかし・・・実はずっとコンプレックスだったのが「声」でした。
平坦で抑揚が少なく、どこか自信がなさそうに聞こえる。そんな自分の声を何とかしたいと思いながらも、後回しにしてきました。
話すスピードが速いことや、緩急のつけ方、話し方の技術について学ぶ機会はありましたが、肝心の「声そのもの」と向き合ったことはありませんでした。
ご存じの方も多いと思いますが、コミュニケーションには「メラビアンの法則」という考え方があります。もちろん、「見た目55%・声38%・話の内容7%」という数字が、あらゆる場面に当てはまるわけではありません。それでも、声が相手に与える印象は決して小さくないと感じています。
研修やセミナーの講師はもちろん、様々な場面で「おお、いい声しているなあ」と思うことがありました。
そんな中、恐る恐るはじめてのボイストレーニングに行くと、最初に指摘されたのは、意外にも「呼吸」でした。
私は胸で浅く呼吸する癖があり、その状態で話すと呼吸が続かず、自然と話すスピードが速くなり、余裕のない話し方になってしまうそうです。
「まさにその通りだ。」
そう思いました。
それ以来、毎日腹式呼吸を続けています。
呼吸の重要性
そもそも呼吸は普段ほとんど無意識なので、「意味があるのかな」と実は、半信半疑でした。それでも3か月ほど続けるうちに、少しずつ変化を感じるようになりました。
人前で話す前に、「まず呼吸を整えよう」と意識できるようになったのです。
そんなある日、PTAの会合で、一人ずつ自己紹介をする場面がありました。
ほとんどが初対面の方で、私が研修講師であることを知っている人もいません。
自分の順番になり、いつものように腹式呼吸を意識して話し始めると、自分でも驚くほど声がよく響きました。
その瞬間、それまで資料を見ていた方や少し視線が外れていた方が、一斉にこちらへ顔を向けたのです。
ほんの数秒の出来事でしたが、「これが自分の声か」と思うくらい自然に声が出ました。
もちろん、それがボイストレーニングの成果だったのか、その日の体調が良かっただけなのかは分かりません。
それでも、自分の中では「続けてきてよかった」と思える、小さな成功体験になりました。
迷ったらやれ
このトレーニングが仕事の成果にどれほど影響しているのかを数字で示すことはできません。
しかし、自分自身は以前より落ち着いて話せるようになり、「もっと続けてみよう」と思えるようになりました。
年齢を重ねると、正直「今さら始めても…」と思うことが増えてきます。
でも、少し視点を変えて新しいことに挑戦してみると、思いがけない発見や成長があるものです。
大きな変化はなくても、小さな積み重ねは確実に自分を変えてくれる。そんなことを、ボイストレーニングを通してあらためて感じています。
研修やセミナーで、よく受講者の方々にお伝えるすることがあります。新卒の際の社長の言葉「迷ったらやれ」です。
迷っている段階で、心の奥底ではやったほうがいいと分かっていることが多いものです。失敗したら恥ずかしい、無駄になるのが嫌、そんな気持ちが蓋をしているのではないでしょうか。
言い尽くされた言葉ではありますが、チャレンジしないことには成長もありません。
皆さんにも、「いつかやりたい」と思いながら、そのままになっていることはありませんか。
もしあるなら、その「いつか」は今日かもしれません。
