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ありたい姿とあるべき姿

目次

ありたい姿とあるべき姿の違いは?

研修やコーチングの場で、「ありたい姿」や「あるべき姿」を描きましょう、と言われることがあります。
一見似ているように思えるこの二つですが、実は意味合いが異なります。

一般的には、ありたい姿は「自分の願望や理想を基にした主観的な未来像」で、
あるべき姿は「合理性や根拠に基づいた客観的な未来像」と説明されます。

例えば、ありたい姿は「こうなれたら嬉しい」「こんな自分でいたい」という想いであり、
あるべき姿は「組織の方向性や社会的要請に照らして求められる状態」という位置づけです。

私の経験では、ありたい姿はコーチングやキャリアデザインの場面で使われることが多く、
あるべき姿は管理職研修や経営戦略の策定時に使われるケースが多いと感じます。

気をつける点としては、どちらか一方に偏るとバランスを欠くということです。

ありたい姿に偏りすぎると、現実感や客観性が薄れ、単なる理想論になってしまう恐れがあります。
逆に、あるべき姿だけを追求すると、現状の延長線上にとどまり、挑戦や成長の余地が小さくなる可能性があります。

ありたい姿とあるべき姿を融合させる

大切なことは、この二つをうまく融合させて進めることです。

ありたい姿を描いた場合、具体的にはどういうことなのか、定量・定性の両面から考えると良いでしょう。
またあるべき姿を描いたときには、本当にそれはやりたいことなのか、上辺や建前だけで言っていないかを
自問自答し、深堀していきます。

自分がコーチや講師の立場であるならば、
相手が「どちらのタイプなのか」を考えることも重要です。

ありたい姿寄りのタイプには、
「周囲の期待や環境変化も踏まえているか?」「実現に向けて具体的な目標設定はできているか?」
といった問いを投げかけ、具体的なアクションに落とし込みます。

また、あるべき姿寄りのタイプには、
「自分やチームが動機づけられる内容になっているか?」「わくわく感やチャレンジ要素はあるか?」
といった観点で問いかけていきます。

どちらも急ぐとうまくいきません。相手に寄り添い続ける姿勢が何よりも大切になってきます。

時間の長さや、目標の高さで分ける

他にも、時系列や目標の高さで整理する方法も有効です。

あるべき姿は「達成必須(Must)」の近未来像、
ありたい姿は「達成したい(Want)」という中長期的な理想像とし、分けた方が
考えやすい場合もあります。

いずれにせよ、短期的な課題解決だけでなく、最終的なゴールを本人や組織が明確に意識し、
それを日々の行動につなげていくことが大切です。

さて、皆さんの「ありたい姿」「あるべき姿」は何でしょうか。

忙しさに追われる日々だからこそ、
立ち止まってじっくり考える時間を持つことが、次の一歩を大きく変えるかもしれませんね。

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