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未来を描いてみよう

目次

未来を描くきっかけは「聞かれた」こと

前回はありたい姿、あるべき姿について書きました。

ただ、正直ピンとこない方もいると思います。

私も、30代中盤までありたい姿やあるべき姿など考えたことがなく、転職後に社長から面談で
「どうなりたいんだい?」
と聞かれた際、思わず「……仰っている意味が分かりません」と返してしまったことを覚えています。

それまで売上を上げる、部下を育てる、業務を滞りなく回す――そんな日々を10年以上続けていたため、「どうなりたい?」という問い自体を考えたことがなかったのです。
毎日が「〜しなければならない(Must)」で埋め尽くされていました。
疑問を持つ余裕もなく、Mustに応えることで精いっぱいだったのです。

もちろん、仕事としてやらなければいけないことに責任を持つのは大切です。特に若い時期はMust中心になるでしょう。
しかし、その生活が20年、30年、40年と続いたとき――果たして自分が納得する姿になっているでしょうか?

もしなれていれば幸せです。
でもそうでない場合、時間を巻き戻すことはできません。だからこそ、今の自分の方向性が正しいのか、少し俯瞰し、時間軸を長く伸ばして考えることが大切になります。

「どうなりたい?」と問われ、初めて“考える”ことができた

もちろん、すぐに答えが出るわけではありません。

何度も社長から折に触れて「ところで将来どうなりたいんだ?」と問われ、
そのたびに内心「面倒くさいな」と思っていました。
ただ、何度も聞かれるうちに少しずつ、ぼんやりと将来について考えるきっかけになりました。

そして出てきた私の答えは――
「好きに生きたい」
でした。

社会不適応者のような答えで恥ずかしいですが、今でもその根本は変わっていません。
ただしポイントは「好き“勝手”に生きたい」ではないことです。

好きに生きるのも大変です。Mustを無視して生きれば、ただの“好き勝手”になってしまうでしょう。
好きに生きるための努力を惜しんではいけません。

ただ「好きに生きる」だけだとさすがに抽象的すぎるため、もう少し噛み砕くと、
私の場合は次の3つがキーワードでした。

①時間
特に毎日満員電車に揺られて会社に行くのが苦痛でした。
私は乗り物自体があまり得意ではなく、酔いやすいため読書やスマホもあまりできません。
夜まで働いたり土日に仕事をするのは全く苦ではありませんでしたが、朝が苦手でした。通勤時間は私にとっては無駄で苦痛な時間でしかなく、何とかしたいと常に思っていました。

②判断
私は基本的に「自分で決めたい」タイプです。特に納得できない判断に従うのが苦痛でした。
よくこんな性格で会社員が続いたなと思いますが。。。
会社員なので、もちろん上司の決定には従いますが、「これは違うよなあ」と思いながら働くのも、とても苦痛でした。

③人間関係
そもそも私は明るいキャラクターではありません。
営業が長かったので一定のコミュニケーション能力はあると思いますが、本質的には人と積極的に話したり交流するのが好きではないタイプだと思っています。
先輩には「お前は社交性はあるけど外向性はない」と言われ、まさにそのとおりだと感じます。


そして気づいたのが「会社員では無理だ」ということ。


最終的に独立を選びましたが、今振り返ると「独立して良かったなあ」と思っています。
もちろん独立を勧めるわけではありません。それなりの苦労もあります。

ただ、
「自分はどうなりたいのか?」という問いで
「好きに生きたい。」という本質的な思いに気づき、
そのために時間・判断・人間関係からある程度自由になる独立という方向に舵を切れたのは大きな転機でした。

もちろん完全に自由にはなれませんが、会社員から比べると
大きな違いです。

楽ではないが楽しい道を選ぼう

自分のありたい姿を実現していくことは、決して楽ではありません。
でも、案外“楽しい”ものです。

努力も苦にならない・・・とまでは言いませんが
少なくとも納得感をもって頑張れるはずです。

最初からガチガチに決めなくても大丈夫。
私の場合「好きに生きたい」を3つに分解しましたが、これも人によって異なるはずです。

まずは方向性だけなんとなく決め、少しずつブレイクダウンしていけば十分です。
うまくいかないことがあっても、方向性さえ定まれば、人はスッキリと前に進めます。

皆さんは、将来どうなりたいですか?

ぜひ「自分はどうなりたいんだろう?」と自問自答しながら、
自分の未来を考える時間をつくってみてください。

そして方向性がきまったら、ぜひ行動に移してみましょう。

その先にはきっと楽しい未来が待っていると思いますよ。

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