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フィードバックについて①

目次

フィードバックとは?

先日、ある管理職から相談を受けました。

「フィードバックが苦手です」


この相談は実はかなり多いと感じます。

まず、フィードバックの確認ですが、
評価面談や1オン1などを行うときによく使われ
相手の行動に対しての評価や改善点を伝え、成長を促していくことを指します。
会社では上司から部下に行うことが多いでしょう。

自分のことは案外自分では分かりません、客観的な視点からフィードバックを受けることで
自身の思考や行動をより良いものとし、パフォーマンスアップを図ります。

良い点を認め、課題を指摘していくことで、より効率良くPDCAを回す
サポートをするといってもよいでしょう。

もちろんよいことだけではなく、
あまり聞きたくないフィードバックを受けることもあるでしょう。
しかし、その聞きたくないフィードバックを真摯に受け止め
改善していくことは成長に他なりません。

ポジティブフィードバックとネガティブフィードバック

良い点を伝えることはポジティブフィードバック、
課題を伝えることをネガティブフィードバックとも言います。

さて、冒頭のフィードバックが苦手な上司ですが
よく聞くと、ネガティブフィードバックを伝えたくない、ということでした。

部下を成長させていくためには適切なフィードバックが有効だ、とよく言われますが、
できればネガティブフィードバックはしたくない、
関係性が悪くなるのでは、と懸念する方々は少なくありません。

最近は部下を大切に育てていこう、という傾向があると思います。
もちろんそれは喜ばしいことなのですが、
不慣れな上司は逆にプレッシャーになってしまったり、
何を言えばいいか分からない、となったりして困惑する方もいらっしゃいます。

ネガティブフィードバックを苦手とする方は、
実はかなり多いのではないでしょうか。

目的を共有しよう

まず大切なことは、
何のためにフィードバックをするか、という共通認識をもたなくてはなりません。
ネガティブフィードバックも、決して単なるダメ出しではなく、
あなたの成長のためにあえて伝える、ということをしっかり伝えましょう。

私も商売柄、フィードバックをする機会は数多くあります。
時には厳しいことを言うこともありますが、
本質的には相手に良くなってほしいからフィードバックをするというスタンスです。
このスタンスが伝わらないと単なるダメ出しと捉えられる恐れがあります。

なぜフィードバックをするのか、その第一歩をしっかりと相手に理解してもらわなくてはなりません。

目指す〇〇に向けて、良いことも厳しいことも伝えていこうと思うから、
一旦受け止めてほしい。そのうえで疑問や納得できないことがあったら議論していこう。

言いづらいかもしれませんが、あえて上記のようにはっきりと言うことで
相手も「そういう気持ちでフィードバックしてくれるんだな」と分かると思います。

日本人は阿吽の呼吸が得意と言われますが、言葉にしていかなければ伝わらないことも
多々あります。伝えたいの意図が歪んで伝わることもあります。
目的が見えないことで、「なんだ、いつもは優しいのに面談の時はダメ出しされたぞ。」
と捉えられるかもしれない。

そうではなく「自分の成長を考え、大切なことは厳しいことも言ってくれる人だな。」
と思ってもらえるよう、なぜフィードバックをするかという
共通認識をしっかり共有することが第一歩です。

次回はどんなタイミングでフィードバックをするか、について書きたいと思います。

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